個人情報の宝庫!!SNSの危険性

2017.11.26

 TwitterやFacebook、インスタグラムなど、最近では様々なSNSを通じて気に入った写真や気になった出来事を気軽に投稿することができるようになっています。しかし、SNSは個人情報の宝庫ともいわれており、使い方を誤ると非常に危険な側面もあります。
 
今回は、そんなSNSの危険性について少しですがご紹介します。


1.SNSにアップした写真は安全ですか?
 最近は、飲食店で注文した食事を写真に撮って、SNSに投稿する方をよく見かけます。このアップした写真は本当に安全なのでしょうか?
 スマートフォンを含むデジタルカメラで撮影された写真には、撮影されたときの情報を記録するEXIFというデータが書き込まれています。
このEXIFには、写真を撮影した日時やカメラの種類、画素数といった情報の他に、GPS情報(緯度と経度)が記録されています。つまり、写真のEXIF情報をみることによって、どこで撮影されたのか、簡単に調べることができるのです。
 旅行先やレストランで撮影した写真であれば特に問題ありませんが、自宅で撮影した写真の場合は、自宅の場所がおおよそ特定することができますので、例えばストーカーが自宅を割り出すのに遠くから尾行するのではなく、SNSにアップした写真のEXIFデータから自宅の場所を割り出し、周辺で待ち伏せするということも可能なのです。


2.SNSに書き込んだ情報は安全ですか?
 ストーカーがストーキングする相手のSNSを頻繁に確認することは想像できると思いますが、ストーカー側からすると、SNSに書き込まれた内容そのものに興味があるという点の他にも、SNSに書き込まれた時間や、その内容からストーキングしたい相手の行動パターンをある程度予測することも可能な点も、SNSを頻繁にチェックする根拠となっています。
 また、SNSに書き込まれた情報をチェックしているのはストーカーだけではありません。意外と、SNSに会社の機密情報が書き込まれていることもありますので、産業スパイと呼ばれる人もSNSを頻繁にチェックしています。SNSに会社名などの掲載している方は、特に書き込む内容について吟味しなければなりません。


我々探偵も、調査対象者となる方のSNSを目にすることも多いですが、ちょっとした背景、窓やグラスなどへの映り込みなどから重要な手掛かりを得る事もあります。自身で気を付けているつもりでも第三者が必要としている、自身にとっては他に知られたくない情報が含まれているケースもありますので、大丈夫と過信しすぎないよう今一度SNSの利用方法を見直すことをお勧めします。

総合探偵社KAY

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