「パパ活」で殺人事件?美人局(つつもたせ)?
最近、若い女性の間で「パパ活」が流行しています。
「パパ活」は、基本的には肉体関係を持たずに、パパ(パトロン)からお小遣いをもらうことができるということで、手軽に始める女性が多いようですが、見知らぬ男女が出会う以上、良いことばかりではありません。そこで今回は、男女別に「パパ活」の危険性をご紹介します。
1.女性側から見たパパ活の危険性
「パパ活」を行う女性側の危険性としては、
第1に、男性側から力づくで肉体関係を迫られた場合に、守ってもらえる環境にないという点です。
警戒心を持ちつつも何度か会ううちにこのパパなら危ないこともないだろうと信用した後、二人きりの密室状態(車中も含む)になって強引に肉体関係を迫られるというような話はよくあります。(最初の数回は異常なまでに紳士的に振る舞い、金払いもよくして安心させるのは常套手段です)
また、周りから見ると、年の差のあるカップルなのか、パパ活なのかは一見して分かりません。その状態で男女がもめていたとしても、痴情のもつれと見られて、助けに入ってもらえることは少ないと考えることができます。そのため、男性側は多少強引であっても、他人に邪魔されることがなく目的を遂行することができる状況にあります。
第2に、パパ活を行っているという点を後ろめたいと感じている場合、それを理由にゆすりに合う可能性があるという点です。「大学にばらす」「職場にばらす」「家族にばらす」といった文句で、金銭や肉体関係を迫られる可能性があるという点については、注意しておく必要があります。
また、2018年7月、渋谷区で起きた「覚醒剤多量摂取による殺人事件」(容疑者:石原信明、被害者:五十嵐友理)のように、女性の飲み物に「薬物」を混入させて強引に関係をもとうとしたり、違法薬物を摂取させようとする事件も現実に発生しておりますので、密室状態になることに関しては注意を払わなければいけません。
2.男性側から見たパパ活の危険性
「パパ活」でパトロンになる男性側にも危険性はあります。
女性と同様にパパ活を行っているということに対してゆすられる可能性があるという点です。パパ活の性質上、男性側は地位もお金もある方が多く、女性側よりもパパ活を行うことに対して後ろめたさを持っている方が多いため、被害に遭いやすいといえるでしょう
俗にいう「美人局(つつもたせ)」の可能性です。出会い系でも美人局は存在しますが、出会い系の場合は相手の経済状況が分かりませんので、美人局を仕掛けたとしても、成功率はそこまで高くありません。一方、パパ活を行う方は、経済的に裕福な男性が多いという点から、出会い系よりも美人局の成功率が高まります。そのため、どうしても美人局のリスクは付きまとうことになります。
ですので、スケベ心に一旦は蓋をし、援助相手の女性がどのような人物なのか?を探っていき判断していくことをお勧めします。肉体関係を伴わないデートのみであれば良いですが、そこから先はお互いをきちんと見極めてからにした方が良いでしょう(これができる男性はあまりいませんが、自分に社会的地位があり家庭を大事に思うのであれば、石橋を叩いて渡りましょう)
※食事だけのデートという話だったにも関わらず、女性側から肉体関係を持ちかけてくる際は注意が必要でしょう。
「パパ活」は、女性側から見ると手軽にお金を稼げる手段で、男性側からみるとお金で若い女性とデートができるという需要と供給で成り立っていますが、そこに存在する危険性については十分に理解したうえで利用しなければ、大変な事件に巻き込まれる可能性があるという点は覚悟が必要です。
総合探偵社KAY