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ホワイトハッカーとブラックハッカー

  東京オリンピックが2021年に延期されましたが、オリンピック開催国は、サイバー攻撃を受けやすいということから、昨今、サイバー攻撃に関する話題が、ニュースで報道される機会が増えてきました。
 
サイバー攻撃は、ハッカーが行っているという認識の方も多いかと思いますが、俗に言うハッカーには、「ホワイトハッカーとブラックハッカー」が居ることはご存知でしょうか。
 
今回は、そんなホワイトハッカーとブラックハッカーの違いについてご紹介します。 

1.ハッカーとは?
ハッカーという言葉を聞くと、コンピュータウィルスを送ったり、ネットワーク越しに攻撃を仕掛けて悪いことをする人というイメージが有るかと思います。しかし、ハッカーという言葉の本当の意味は、コンピュータの知識が非常に深い人のことを指す言葉で、必ずしもそれを悪用する人を指す言葉ではありません。
 
実際、日本においても、「一般社団法人 日本ハッカー協会」という団体が存在していますが、サイバー攻撃を行う人が集まる遮断婦人ではなく、情報セキュリティやシステム開発などなど、高度なコンピュータの知識を有する人が活躍できる社会にすることを目的として設立されています。 


2.ホワイトハッカー
「ホワイトハッカー」、もしくは「ホワイトハットハッカー」とは、高度な知識を有するハッカーが、悪意を持ってコンピュータやネットワークに侵入し、攻撃してくることを監視し、防止する活動を行う人のことを指します。つまり、コンピュータのセキュリティに関する活動を行っている人と言い換えることもできます。 先述した「日本ハッカー協会」に所属する人は、ホワイトハッカーに分類される人が大半となります。 

3.ブラックハッカー 
「ブラックハッカー」、もしくは「ブラックハットハッカー」とは、高度なコンピュータに関する知識を悪用し、コンピュータやネットワークに侵入し、攻撃することを目的とした人を指します。つまり、一般的にハッカーと言われている人は、ブラックハッカーに分類されます。一昔前のブラックハッカーは、自身の技術力を誇示したいがために攻撃を仕掛けており、その攻撃もいたずら目的が多かったのに対し、昨今は金銭を目的とした攻撃が非常に多く、その攻撃方法は非常に巧妙化しています。 
 また、高度な知識がなくてもブラックハッカーとして活動ができるよう、ダークウェブにおいてサイバー攻撃のビジネスモデルが確立しつつあり、今後、ブラックハッカーが増加する可能性も考えられますので、探偵社をはじめ個人情報を扱う企業はより一層の情報セキュリティの確保が必要となってくるでしょう。


総合探偵社KAY
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