ネットの悪質な書き込みがもたらす悪影響とは?
インターネット上の掲示板や、Twitter、FacebookといったSNSにより、個人が公に情報を発信できる機会が増加しています。それに伴って、悪質な書き込みを行うことによる問題も増加しています。
1.書き込みによる影響
インターネットが生活の一部となる前は、個人が公に対して情報を発信することが難しく、ほとんどの場合が個人と個人のやり取りとなっていました。そのため、友人間のトラブルの相談や仕事の愚痴などは、あくまで友人同士が対面で、もしくは電話で共有する情報であって、それによって及ぼす影響は、ごくわずかなものに限られていました。
しかし、インターネットが生活の一部となり、友人間のトラブルの相談や仕事の愚痴などを広く公開されているTwitterなどのSNS、匿名掲示板などに書き込む方が増加しています。友人間で話しているだけであれば、さほど大きな問題とならないことであっても、公の場で情報を開示すると、非常に大きな問題となることが多々あります。
2.コロナ禍におけるデマ情報
「店頭からトイレットペーパーが消えた。」という事件、皆様も記憶に新しいのではないでしょうか。この一連の騒動は、個人がTwitterで発信した情報が発端となっています。
発信した本人は、自分の考えをTwitter上のフォロワー相手に発言しただけかもしれません。インターネットが発達する前の友人間の伝達であれば、社会現象になるところまで話は大きくならなかったでしょう。しかし、Twitterは誰でも情報を見ることができ、かつ拡散することができます。この発言は、瞬く間に拡散され、不安に駆られた人がトイレットペーパーを買い占める行動にでたことで、社会問題にまで発展しました。
このように、インターネットの書き込みというのは、たった一言であっても、社会を動かすような影響をもたらす可能性があります。
3.学校裏サイト
最近、名前のあがることが減っていますが、学校裏サイトというサイトの存在も、悪質な影響を持っています。こちらは、公にされている場ではなく、あくまで閉鎖された情報発信の場ですが、匿名性を有していることから、特定の個人に対して過激な書き込みが行われるということで、一時期社会問題に発展しました。
この問題点は、同じ学校、同じクラスということが分かっているにもかかわらず、その個人が特定できないことで、悪意を向けられた場合に、クラス全体に対して疑心暗鬼となってしまい、最悪のケースでは自殺に追い込まれることもあるということです。
※さらに自覚しておいてほしいのが、
書き込んだ内容によっては、書き込んだ本人に悪影響が生じることもあるということです。
1.名誉毀損罪
刑法第230条には、「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。」と記されています。重要なのは「その事実の有無にかかわらず」という点です。つまり、インターネット上に書き込んだ内容が、事実であろうが、事実でなかろうが、内容によっては名誉棄損罪に該当する可能性があるということです。
2.社会的制裁
ネット上での書き込みとは少し外れますが、バイトテロと呼ばれる行為を某動画サイトに掲載するという社会問題では、動画に移っている本人や周りの風景から、動画を投稿した本人の個人情報がネット上に書き込まれるという「特定」という行為が行われました。本人が特定された結果、本人に関係する各所に、その動画を見た人からの苦言が殺到し、学校側が処分を行う、アルバイト先の店舗が休業させられることとなり、その間の損害賠償を請求されるなど、非常に大きな社会的制裁が加えられる結果となりました。
これらは、ニュースにも取り上げられているため、ご存知の方も多かったと思いますが、ニュースには報道されていないような、悪質な書き込みに対しても、一部のネットユーザが目についたものは「特定」され、会社や学校にクレームが入るといったことも少なくありません。また、自分自身の個人情報もネット上に公開され、引っ越しをやむなくすることとなったケースや、精神病を患ったケースなども存在します。
インターネット上に書き込んだ内容は、たとえ、その書き込んだ掲示板等のシステム上、削除できたとしても、「魚拓」等、その画面が保存され、それが公開されるといったように、完全に削除することは難しいとされています。安易に悪質な書き込みを行ってしまったことによって、自分自身が他のユーザから叩かれる存在となった場合、自身もまた、悪質な書き込みの被害者となり得る可能性が高いということです。
1.名誉毀損罪
刑法第230条には、「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。」と記されています。重要なのは「その事実の有無にかかわらず」という点です。つまり、インターネット上に書き込んだ内容が、事実であろうが、事実でなかろうが、内容によっては名誉棄損罪に該当する可能性があるということです。
2.社会的制裁
ネット上での書き込みとは少し外れますが、バイトテロと呼ばれる行為を某動画サイトに掲載するという社会問題では、動画に移っている本人や周りの風景から、動画を投稿した本人の個人情報がネット上に書き込まれるという「特定」という行為が行われました。本人が特定された結果、本人に関係する各所に、その動画を見た人からの苦言が殺到し、学校側が処分を行う、アルバイト先の店舗が休業させられることとなり、その間の損害賠償を請求されるなど、非常に大きな社会的制裁が加えられる結果となりました。
これらは、ニュースにも取り上げられているため、ご存知の方も多かったと思いますが、ニュースには報道されていないような、悪質な書き込みに対しても、一部のネットユーザが目についたものは「特定」され、会社や学校にクレームが入るといったことも少なくありません。また、自分自身の個人情報もネット上に公開され、引っ越しをやむなくすることとなったケースや、精神病を患ったケースなども存在します。
インターネット上に書き込んだ内容は、たとえ、その書き込んだ掲示板等のシステム上、削除できたとしても、「魚拓」等、その画面が保存され、それが公開されるといったように、完全に削除することは難しいとされています。安易に悪質な書き込みを行ってしまったことによって、自分自身が他のユーザから叩かれる存在となった場合、自身もまた、悪質な書き込みの被害者となり得る可能性が高いということです。
インターネットは、非常に便利でかつ他者と情報共有ができるツールではありますが、使い方を間違えると、たった1つの過ちで自身の人生が大きく変わってしまうことを意識しつつ、
匿名なことに気を大きくし、根拠のない憶測でやみくもに他人を中傷するなど無いように使用していきたいものです。
総合探偵社KAY