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保護猫について2

  飼い主に捨てられてしまった猫、迷子になってしまった猫、保健所や動物愛護センターに持ち込まれた猫など、「保護猫」について、殺処分の件数が減少し「譲渡」の件数が増加しています。1匹でも多くの保護猫を助けるために里親として譲渡を希望する方も多くいらっしゃいますが、保護猫の譲渡を受けるためには、一定の条件を課している場合が多いようです。
 
今回は、そんな「保護猫」の里親になる方法についての記事になります。 

 1.里親となるための条件 
保護猫を里親として引き受けるためには、譲渡会や保護猫カフェなどの方法があります。それらの場所から保護猫の譲渡を受けるためには、各団体が指定した条件を満たす必要があります。主な条件としては以下の通りです。

 (1) 家族の同意が得られていること 
ペットの飼育は、家族全員の協力なくしては成り立ちません。そのため、家族全員の同意が得られていない場合は、保護猫の譲渡を受けることができないと考えられます。

 (2) 経済的余裕がある 
ペットの飼育には、エサ代など様々な費用が発生します。これらの費用を負担できるだけの経済的余裕がなければ、保護猫の譲渡を受けることができないと考えられます。

 (3) 飼育できる環境に居住している
賃貸物件に居住している場合、ほとんどがペット不可となっています。そのため、それらの物件に居住している場合は、保護猫を飼育することができません。また、分譲マンションであっても、物件によってはペット不可の場合がありますので、居住している物件の規約はしっかり確認する必要があります。 

(4) 完全室内飼いができる 
猫は、自由に外出したがるペットですが、猫の外出はご近所同士のトラブルの元となることが多く完全室内飼いが望まれています。そのため、保護猫の譲渡にあっては、完全室内飼いが条件となっている場合が多々あります。 

(5) 猫をしっかり飼育できる 
例えば、6歳未満の子供がいる場合(猫へのストレス)、単身者(旅行等で不在になるケース)、高齢者などの場合は、別途条件が出される場合が多いようです。

誰にでも譲渡することができればいいのでしょうが、保護猫を安易に引き取ったのはいいものの、飼いきれなくなって、また捨ててしまうケースや、しっかり飼育できずに不幸になってしまうケース等が考えられます。
そのため、これ以上、保護猫が不幸にならないようにすることで、保護猫も飼い主さんも幸せになれるための条件として必要となるのです。


総合探偵社KAY 
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保護猫について

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猫は犬とともにペットとして可愛がられている人気の動物ですが、残念なことにすべての猫が幸せに過ごせているとは限りません。
飼い主に捨てられてしまった猫や迷子になってしまった猫、保健所や動物愛護センターに持ち込まれた猫など、様々な理由で保護された「保護猫」が存在しています。
 
当社にも「ホームズ/♂4歳」が在籍し日々探偵修行を頑張っており、1匹でも多くの猫が幸せに暮らせる世の中を望んでおります。 
今回は、そんな「保護猫」についての記事になります。

 1.保健所に持ち込まれた猫は殺処分になる?  
保健所に持ち込まれた保護猫は、ほとんどが殺処分になっているという認識の方も多いのではないでしょうか。
確かに、平成22年時点では、16万匹以上の保護猫が殺処分となっています。これは保健所が引き取った保護猫のおよそ93%もの割合で、ほとんどが殺処分になっていたと言えます。

しかし、この10年くらいで状況は大きく改善されました。法改正や飼い主の意識向上により、令和元年度においては、保健所が引き取った猫の数は1/3以下の約5万匹、そのうち殺処分になったのは、そのうちの約半分の2万7千匹となっており、殺処分の件数は激減しています。また、自治体に寄っては「殺処分ゼロ」をうたうところもあり、東京都、神奈川県などにおいては、殺処分0という年度もあります。 

 2.保護猫の殺処分が激減した理由 
保護された猫の数がこの10年で1/3に減少しているのに加え、殺処分の割合も93%から52%程度まで減少していることで、保護猫の殺処分が激減していることがわかりますが、その理由はどこにあるのでしょうか。


 それは、ここ10年で「保護猫」に新しい飼い主を探そうという動きが全国的に広まっているという背景があります。保護猫は、新しい飼い主が決まったり、迷子だった保護猫が飼い主の元に帰ることができた場合に「譲渡」「返還」となり、殺処分を免れることになります。この件数が年々増加しているのです。  
平成22年では16万匹中、わずか1万2千匹弱しか「譲渡」「返還」されていなかったのが、令和元年度においては、5万3千匹中、2万6千匹弱の保護猫が「譲渡」「返還」されているのです。  
保護猫の引取数、殺処分数は、今でも年々減少しています。今回の記事では約10年前との比較として平成22年を示していましたが、統計データとして確認できる情報としては、平成16年においては、平成22年よりも多い約24万匹の猫を引き取り、「譲渡」「返還」されたのはそのうちの約4千匹というデータも存在しています。

このまま減少し続けて、殺処分0の世の中になることを願います。 

 総合探偵社KAY
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