「盗聴」方法・種類 ①

2018.10.08

なぜかプライベートな話を他人が知っている。。
自宅内での会話、機密性の高い情報が第三者に知られている。。。

もしかして、盗聴されているかも?

盗聴被害を防ぐためには、まず現在どのような盗聴方法、機器があるのかを知っておかなければなりません。
現在、様々な盗聴方法があり、多様な盗聴機器が売られておりますが、その一部を紹介していきたいと思います。



【有線式盗聴器】 
1、延長マイク型有線式盗聴器 
先端に小型のマイクが付きそこから数十メートル程度のコードを這わせた後、手元の操作機器に付いたイヤホンで盗聴音声を聞くシステム。

2、感度調整スイッチ付き高感度マイクロフォン型有線式盗聴器 
本来は盗撮カメラのマイク端子に接続し音量の過不足を調整する後付のアンプ内臓の外部マイクですが、そのサイズが小型に作られておりマイク感度調整スイッチが三段階に切り替え出来る機能が搭載されている為そのままコードを延長し、高感度有線式盗聴器としても使える。 

3、ICレコーダーを使用した盗聴方法 
ICレコーダー本体を部屋の中の仕掛けやすい場所に隠し、又は盗聴する場所まで延長マイクを這わせICレコーダーで録音する方法。また良く使う方法として、VOR(音が出ている間の時間だけ録音する機能)付きのICレコーダーとALC(音量自動調整機能)付きのコンクリートマイク型盗聴器と組み合わせ壁裏から効率よく室内を盗聴する方法があります。 

4、コンクリートマイク型盗聴器 
壁やドアの外からコンクリートマイクを押し付け有線で繋がれた本体で音声を拡大しイヤホンで聞き取るシステム。(現在コンクリートマイクと本体との間を無線で繋ぎ離れた所から無線盗聴を行うタイプの無線コンクリートマイク型盗聴器も有る)


【電話回線利用型盗聴器】
※アナログ回線に限り
1、インフィニティー型盗聴器
電話機内部やその周辺(電話機とMDF(集中配線盤)や端子函迄の間)に盗聴器を仕掛け、外部から電話を掛け間違い電話のふりをし、対象者が受話器を降ろした後数秒以内に特殊操作を行い電話器内やその周辺にある盗聴器が作動しその盗聴器のマイクを通じた音声を電話回線に流し、電話を掛けた相手側の電話により盗聴を行うタイプ。

2、電話器周辺後付け型盗聴器
電話機本体の内部に仕掛ける方法や対象者の家庭に繋がっている端子函やMDF(集中配線盤)の中、そこから電話機までの配線上にクリップで接続しそこから電源をとり電波を飛ばして盗聴を行う電話用小型盗聴器(この場合は接続方法により通話中のみ又は常時盗聴を行うタイプの二種類の盗聴方法が有る)や電話配線用接続コネクタや分枝アダプタ、保安器内部のヒューズに予め似せた形で作られた偽装型盗聴器などがある。尚このタイプの盗聴器は一度仕掛けられると半永久的に使用されるおそれが有る。

3、電話回線接触型盗聴器
電話回線の途中からコードを分枝させ別の電話機能を持った装置で通話内容を盗聴する方法



その他、電話盗聴方法としては、

4、IP電話、インターネット電話型盗聴器
最近IP電話やインターネット電話の普及に伴いIP電話盗聴(インターネット電話利用型盗聴器)の恐れが出てきました。その原理はパソコンやIP電話本体と回線を繋ぐVOIPアダプタやADSLモデム、ONU(光回線端末装置)またはVDSLモデム間に設置されるルーター、ブリッジ、リピーター等から回線に流れるパケットデータ(まだ暗号化されていない段階のデジタルデータ)を別のパソコンに盗み取り、データの蓄積、解読を行い音声に復元し盗聴する方法です。

5、USBテレコーダー
電話回線(アナログとISDN電話回線用がある)と電話機の間から配線を取り電話の通話内容、日付時刻、発着信番号をUSBテレコーダー内部のハードディスクに数年分のデータを録音、記録し続ける機器。(現在は各社から様々な規格、機能のものが数機種販売されています。)


※携帯電話の「盗聴」に関しては、以前ブログで紹介させていただいております。



総合探偵社KAY
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