「スパイ」とは?探偵とスパイの違い

2019.07.01


 「スパイ」と聞くと、映画ミッション・インポッシブルや007を想像する方も多いのではないでしょうか。そもそもスパイというのは、政府や組織に雇われて、相手の秘密を得る人のことを指し、その業務内容は探偵と似ている点もあります。そこで今回は、スパイの仕事、「スパイ」と「探偵」の違いについてご紹介します。 

1.「スパイ」の仕事
スパイは、政府や企業などの組織に雇われ、競合相手などの情報を奪い、それを雇い主に報告することが業務の内容となります。スパイの歴史は古く、日本においても古くから「間者」として、敵国に対してスパイ活動を行っていた記録も多々残っています。
  ミッション・インポッシブルや007では、派手な活動を行っているスパイですが、現実世界においては、それほど派手な動きを行うことはそうそうありません。相手の情報を奪うことを目的としているため、大きく動いて目立ってしまうと、本来の業務に支障をきたしてしまいます。そのため、活動の多くは、あまり目立たずに、地味な活動を繰り返し実施することとなります。 探偵の仕事も、地味な作業の繰り返しですので、似通っていますね。
また、昨今は産業スパイと呼ばれる、企業をターゲットにしたスパイが暗躍しています。産業スパイは、同業他社などのライバル会社に対し、社員や役員の買収、組織内部への潜入などを行い、極秘情報を収集することに専門特化したスパイです。 


2.「スパイ」と探偵の違いとは?
スパイも探偵も、調査相手の情報を収集するという点においては、非常に似ているところがあります。必要に応じてターゲットに接触したり、ターゲットを尾行するという業務の内容も、似ている部分が多いといえるでしょう。
 しかし、前提としてスパイは国や企業などに雇われるのに対して、探偵は個人に雇われることが多い点について、相違があります。また、その取り扱う情報にも大きな差があります。スパイは、相手が隠し持っている情報そのものを調査しますが、探偵は、主に相手の人間関係を調査します。つまり、ターゲットもスパイは組織であるのに対し、探偵は個人であることが多いです。
 そのため、企業を狙うスパイvsスパイを見つけ出す探偵という構造も成り立つといえます。しかし、企業が持つ情報を収集するのがスパイの仕事ですので、スパイvsスパイという構造は、企業を守るという視点では成り立つことはありません。スパイを見つけ出し、予防するには、探偵等を雇う必要があるようです。



総合探偵社KAY

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