コロナ禍での離婚事情

2021.04.07

 コロナ禍において、仕事のスタイルは大きく変化しました。
会社への通勤がなくなり在宅勤務という方も増えたのではないでしょうか。
生活環境が一変したことにより、家庭環境がうまくいかず、離婚につながるというケース…いわゆるコロナ離婚も増加しています。
今回は、コロナ離婚が増加した理由を確認してみたいと思います。

1.テレワークによるストレス
 これまで、日中は職場で仕事していたことによって、一日の半分以上は夫婦別々の環境で生活していました。これが、テレワークに変わったことで常に一緒に過ごすこととなり、これまで見えなかったストレスが増加し、離婚につながるというケースが増えています。
 特に、自宅に仕事をするスペースがある場合はまだしも、リビングなどで仕事をしなければならない場合など、web会議中は静かにしなければならない、1人の時間を確保できないというストレス、離婚を考えるケースが増えるようですね。
また、
通勤や同僚との付き合いもなく在宅ワークなのだから、今まではあまりやらなかった家事も伝える時間はあるにも関わらず、一切手伝おうとしない。など、、在宅時間が長くなれば、今までは気にならなかったことが目についてくるようです。

2.DVやモラハラ

 コロナ禍において、先行きが見通せない環境が続いている不安のせいか、家庭内のDV、モラハラが急増しています。これらも、コロナ禍によるストレスが原因といわれていますが、DVやモラハラを受ける方は、コロナ禍によるストレスに加えて、自身の身体にも被害が及ぶため、心身を守るためにも早期に離婚を検討する必要があります。
 DVやモラハラを受けた場合、なんとか自分だけで解決しようと考える方もいらっしゃるようですが、早々に相談機関に連絡することをおすすめします。


3.危機意識の相違
 コロナウィルスの感染力の高さは、眼を見張るものがあります。家族の1人でも感染してしまうと、家庭内感染も警戒しなければなりません。特に、年配の方が一緒に生活している場合などは、より警戒を強めなければならないでしょう。
 しかし、そういう状況の中、夫婦間の危機意識に相違があった場合、例えば、どちらか一方が「自分が感染するわけがない」と平気で人混みの中にでかけたり飲み会にでかけたりしていると、他の家族からすると脅威でしかありません。
その危機感の違いが、やがて大きなストレスとなり、離婚に発展するというケースがあります。


 コロナ禍においては、様々なことが普段以上のストレスとなります。離婚に発展するケースの殆どが、このストレスが原因となります。いかにストレスを貯めずに、家族で協力してコロナ禍を乗り切ることができるか、という点について、しっかりと夫婦間で話し合い、極力ストレスを溜めないように、生活スタイルを変化させていくことが大切になりそうですね。 


総合探偵社KAY
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