ストーカーとは?

2021.06.13

自分が好意を寄せる相手ににつきまとう、異常な執着心を持つ「ストーカー」という行為について、
どのような行動がストーカーとなるのか、その認定はどのように行われるのか、実は明確ではないということも多いかと思います。
 
そこで、今回はどのような行為がストーカー行為となるのか、その認定はどのように行われるのかについて説明いたします。

1.ストーカー行為とは?
一般的に「ストーカー」と聞くと、自宅まで付け回される等というイメージがあるかと思います。
しかし、ストーカー行為はつきまといだけではありません。ストーカー行為は、自分の恋愛感情や好意等々が満たされなかったことに対する行動で、主に8種類あると言われています。

①つきまとい
自宅まで尾行する等々のつきまとい行為です。一般的にストーカー行為と言われている行為ですね。尾行するだけではなく、行動パターンを把握して待ち伏せしたり、押しかけてきたりというケースもあります。

②監視
 盗聴や盗撮、つきまといによって行動を監視することもストーカー行為の1つです。ただ、自分の欲求を満たすためだけの監視の他、監視していることを告げる行為も含まれます。

③交際や面会の欲求
 何度断っても、しつこく交際や面会を要求してくるケースもストーカー行為の1つとされています。これは、離婚したパートナー等であっても同様に、しつこく復縁を迫った場合にストーカー行為となるケースもあります。

④無言電話
 無言電話や連続したメール、電話などもストーカー行為となります。着信拒否や迷惑メール設定を行っても、電話番号やメールアドレスを変更してしつこく電話やメールを送付してくるというストーカー行為もあります。

⑤罵声
 家の前や職場の前などで、大声で罵声を浴びせてくる行為も、ストーカー行為となるケースがあります。また、罵声でなくても、しつこくクラクションを鳴らす行為なども同様にストーカー行為とされる場合があります。

⑥汚物の送付
 自宅のポストや玄関などに、自分の汚物や動物の死骸などを置く、入れるといったストーカー行為もあります。また、宅配便で送付するケースや、自転車、車などに置くケースもあるようです。

⑦名誉毀損
 インターネット上に名誉を毀損するような書き込みを行う、または書き込みを行う旨を伝えて脅す行為もストーカー行為に当たります。もちろん、インターネットを使用せずに、手紙などで行ったとしても同様です。

⑧性的羞恥心の侵害
 盗聴、盗撮によって得た性的な写真を見せる、インターネット上に掲載するように伝えるなどの行為もストーカー行為です。 

以上8つに該当する行為を法律は「つきまとい」と規定しています。



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