保護猫について2

2021.08.16

  飼い主に捨てられてしまった猫、迷子になってしまった猫、保健所や動物愛護センターに持ち込まれた猫など、「保護猫」について、殺処分の件数が減少し「譲渡」の件数が増加しています。1匹でも多くの保護猫を助けるために里親として譲渡を希望する方も多くいらっしゃいますが、保護猫の譲渡を受けるためには、一定の条件を課している場合が多いようです。
 
今回は、そんな「保護猫」の里親になる方法についての記事になります。 

 1.里親となるための条件 
保護猫を里親として引き受けるためには、譲渡会や保護猫カフェなどの方法があります。それらの場所から保護猫の譲渡を受けるためには、各団体が指定した条件を満たす必要があります。主な条件としては以下の通りです。

 (1) 家族の同意が得られていること 
ペットの飼育は、家族全員の協力なくしては成り立ちません。そのため、家族全員の同意が得られていない場合は、保護猫の譲渡を受けることができないと考えられます。

 (2) 経済的余裕がある 
ペットの飼育には、エサ代など様々な費用が発生します。これらの費用を負担できるだけの経済的余裕がなければ、保護猫の譲渡を受けることができないと考えられます。

 (3) 飼育できる環境に居住している
賃貸物件に居住している場合、ほとんどがペット不可となっています。そのため、それらの物件に居住している場合は、保護猫を飼育することができません。また、分譲マンションであっても、物件によってはペット不可の場合がありますので、居住している物件の規約はしっかり確認する必要があります。 

(4) 完全室内飼いができる 
猫は、自由に外出したがるペットですが、猫の外出はご近所同士のトラブルの元となることが多く完全室内飼いが望まれています。そのため、保護猫の譲渡にあっては、完全室内飼いが条件となっている場合が多々あります。 

(5) 猫をしっかり飼育できる 
例えば、6歳未満の子供がいる場合(猫へのストレス)、単身者(旅行等で不在になるケース)、高齢者などの場合は、別途条件が出される場合が多いようです。

誰にでも譲渡することができればいいのでしょうが、保護猫を安易に引き取ったのはいいものの、飼いきれなくなって、また捨ててしまうケースや、しっかり飼育できずに不幸になってしまうケース等が考えられます。
そのため、これ以上、保護猫が不幸にならないようにすることで、保護猫も飼い主さんも幸せになれるための条件として必要となるのです。


総合探偵社KAY 
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