行方不明/家出/失踪の原因
2017.11.30
当社にも「行方不明」「家出」「失踪」などが原因の 人探し・所在調査 に関する相談は日々ございますが、ご自身の知り合いが行方不明になったという経験がある方は、そう多くはないと思います。そのため、「行方不明」「失踪」という言葉は、どこか他人事のような方も多いのではないでしょうか。しかし、日本国内の「行方不明者」の数は、1年間でおよそ8万件(平成28年の行方不明者届受理件数 84,850件)と、少なくはありません。
では、行方不明になる方は、どんな原因で「行方不明」「失踪」となってしまうのでしょうか。今回は、「行方不明」「家出」「失踪」についてごお話ししたいと思います。
1.行方不明・失踪・家出の原因
始めに、「行方不明」になった方の原因について確認してみましょう。行方不明者の原因は、警察庁が毎年公表しており、概ね以下の順位となっています。
①疾病関係
行方不明になる原因で最も多いのは、疾病関係となっています。平成28年の実績ですと、行方不明者の25.8%(21,852人)が疾病関係の原因によって行方不明になっています。その中で認知症を患っている方が15,432人と約3/4を占めています。
②家庭関係
次に、家庭関係の原因で行方不明になる方が多く、行方不明者の19.0%(16,142人)が、何らかの家庭の問題で行方不明になっています。ここに分類される方の大半は、自分の意志で失踪された方となります。
次に、家庭関係の原因で行方不明になる方が多く、行方不明者の19.0%(16,142人)が、何らかの家庭の問題で行方不明になっています。ここに分類される方の大半は、自分の意志で失踪された方となります。
③仕事関係・事業関係
仕事の事業の問題で行方不明になる方は、10.7%(9.103人)となっています。これは、事業に失敗して失踪された方や、仕事がうまくいかず 失踪した人など、自分の意志で失踪された方が大半を占めます。
④その他
この後は、学業関係(2.7%)、異性関係(2.0%)と続き、犯罪に巻き込まれて行方不明になる方に至っては全体の0.7%(580人)と少ない数字になっています。しかし、原因が特定できていない方も全体の16.2%となっています。
2.行方不明・失踪・家出人が見つかる可能性
では、行方不明になった方は、その後どのようになっているのでしょうか。こちらも、毎年、警察庁から発表されています。
①帰宅してくるケース
行方不明になったのちに自分から帰宅してくる人数は、平成28年では35,892人となっています。特に、行方不明者届受理当日に帰ってくる方が15,951人、1週間以内に帰ってくる方が12,694人とほとんどの人が1週間以内に帰宅しています。
②発見されるケース
自宅以外の場所で発見される人数は、36,428人と帰宅してくる人数とほぼ同数で、こちらも当日に16,867人、1週間以内に11,780人とほとんどが1週間以内に発見されています。
③死亡が確認されるケース
行方不明後、残念ながら死亡が確認された人数は3,771人と決して少なくはありません。こちらも、当日は805人、1週間以内は1,657人と、ほとんどの方が1週間以内に見つかっています。
行方不明者/失踪者/家出人が、1週間を越えても戻ってこない、連絡がつかないケースになると長期に渡るケースが多くなっております。
ご身内の方が行方不明となった場合、まずは警察へ捜索願届を出すこと。(捜索願の出し方については別途お話いたします)しかし、届を出したからといって、事件性が高いと認識されなければ、警察はすぐに積極的には動けません。(一度でも捜索願届を出したことがある方ならご存知かと思いますが)
思い当たるところは探し尽くし、警察にも捜索願届を出してるがどうにもならないとお悩みの方、
これまでも、長期間に渡る「行方不明者」「失踪者」「家出人」を数多く発見してきた「人探し」のプロである当社にご相談下さい。じっくりお話を伺った上で、探偵独自の視点より解決の糸口を探していきます。相談・見積無料ですので、ぜひ一度ご連絡下さい。
総合探偵社 KAY