昨今の離婚事情 

2018.01.30

現代は、結婚している夫婦の内、3組に1組は離婚していると言われています。

「離婚は結婚の10倍大変」だとよく言われ、婚姻期間、子供の有無、離婚となる要因によっても変わってくるとは思いますが、お互いの人生、周辺の方々、環境に影響を与えることになる上で多大なる労力を使ってしまう離婚はしないに越したことはありません。
そもそも、一度は愛し合い、人生を共に歩むと決断した2人にも関わらず、なぜこんなにも離婚が多いのでしょうか。
今回は、昨今の離婚の原因について考えてみました。

1.性格の不一致
 
昨今の離婚で最も多い理由が性格の不一致という結果のようです。これは、特にお子様がいらっしゃらない夫婦に多いようで、価値観が合わない、考え方が合わないといった原因で離婚となるケースです。


2.浮気・不倫
 
一昔前、女性が専業主婦のほうが多かった場合は、浮気や不倫で離婚することは少なかったようですが、昨今では女性の社会進出も進み、金銭面で自立できることから、浮気や不倫で離婚する方が増加しているとの調査結果がありました。とはいえ、浮気や不倫は、相手の裏切り行為ですので、相手を信頼できず、離婚を選択するという気持ちも分かります。特に、昨今では、芸能人の不倫が大きな不祥事として報道されており、「不倫は文化だ」という時代ではなくなったと言えます。


3.DV
 
夫から妻へのDVは昔から離婚原因としてありましたが、最近では「妻から夫へのDV」による離婚も増加傾向にあります。
また、DVが一般化してきたことによって、暴力を受けている方が逃げ込める場所が新設されているのも、DVによる離婚の増加と考えられます。
また、言葉の暴力(モラルハラスメント)による離婚も増加傾向にあります。肉体的な暴力ではなく、精神的な暴力であるため、気付くのが遅れがちになる問題ですが、知人への相談やインターネットでの相談などによりモラハラが発覚し、離婚につながることも少なくないようです。


4.浪費癖

 
夫・妻ともにあり得る原因です。これまでは、買い物のし過ぎなど、目で見てすぐにわかる形で浪費することが多かったのですが、最近ではスマホのソーシャルゲームへの課金による浪費も増えており、夫や妻が全く気付かないところで、浪費されていたというケースもあるようです。
また、浪費癖に関連して、生活費を渡さないといった原因で離婚するケースも増えています。特に、夫婦が共働きの場合は、夫(妻)が生活費を入れなくても、妻(夫)の稼ぎで何とか生活を維持できてしまうことから、「生活費を渡さなくても大丈夫」という思考につながることが多いようです。


大まかに挙げると上記のように、離婚の原因も一昔前とは少し変わってきていますが、一番大きな変化は、女性が自立できたことで、夫に頼り続けなくてもよくなったというところにあるようです。良くも悪くも、離婚を選択肢に入れやすくなったことで、3組に1組が離婚するという現在の離婚事情が成り立っているようです。



総合探偵社KAY