ネットストーカー、サイバーストーカーご注意!

2018.07.16

最近、実際のストーカー被害と同様に、「サイバーストーカー」、「ネットストーカー」の被害が拡大しています。

中には、男女間のストーカーだけではなく、ブログでバカにされたことに腹を立て、そのブログ運営者を刺殺するという殺人事件にまで発展したケースも存在します。
そこで、今回はサイバーストーカーやネットストーカーについて、そのストーカーの手口や対策についてご紹介します。

1.サイバーストーカー、ネットストーカーの手口
サイバーストーカーやネットストーカーには2つの種類が存在します。

1つは、ネットとは関係のない場所で知り合った相手(本人が知り合ったと認識しておらず、相手のみが「知っている」というケースを含む)が、より詳しい情報を入手するためにネットを活用するというケースです。
2つ目は、ネット上に公開している写真等からストーカーに発展するケースがあります。

1つ目の手口の場合、ネットではない「リアル」(現実社会)で対面しているわけですので、相手はこちらの個人情報(名前など)をある程度入手しています。そこから、例えばFacebookなど、実名で登録しているSNSを検索するなどして、アカウントを特定し、その書き込みから情報を入手します。

2つ目の手口の場合、相手はこちらの個人情報はネットで公開している部分しかわかりません。しかし、使用しているユーザ名(アカウント名)などから、ほかのSNSを検索し、同一と思える情報がないかチェックすることで、収集する情報をどんどん増やし、安易に掲載した情報から、住所や名前などの個人情報を特定、入手してしまいます。

そのようにして入手した情報を駆使し、愉快犯的な「嫌がらせ」、さらにネット上でのストーカーからリアに移行しストーカー行為を続ける状況も見られます。

2.サイバーストーカーやネットストーカーに遭わないために…
サイバーストーカーやネットストーカー被害に遭わない最も簡単な方法は、ネット上に自分の情報を一切載せないということです。
しかし、これだけSNSが浸透しているなか、自分だけが情報を全く載せないということは、さすがに無理があります。
そこで、SNSを活用しつつ、サイバーストーカーやネットストーカーに遭わないためにはどうすればいいかを考えなければなりません。
 
 1つは、安易に自分の情報を載せてはならないという点です。投稿する前に、本当に書かなければいけない情報かどうかを、改めて読み返すという行動を習慣化するのはいかがでしょうか。
 そして、もう1つは、安易に写真を掲載しないという点です。写真には「Exif」という情報が記載されています。ここを読めば、写真を撮った場所やカメラの種類(スマホの種類)、撮影日時などが簡単にわかります。自宅で撮った写真を安易にアップすると、この情報から容易に自宅を特定される危険性もあります。

ほかにも、サイバーストーカーやネットストーカーの対策はいろいろと考えられます。限られた人しか知りえない情報を第三者が知っていたり、見知らぬ第三者から自身の個人情報を含む情報を公開、誹謗中傷されたり、被害は人それぞれ多様化していおります。サイバーストーカーやネットストーカーにお困りの方は、ぜひ、一度専門の方に相談することをお勧めします。


総合探偵社KAY

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