都道府県別離婚率について
2025.11.03
色々なことに地域の特色があるように、結婚・離婚についても地域ごとに特色があります。今回は、離婚率について、都道府県ごとに分けて見てみましょう。
1.離婚率の高い都道府県と低い都道府県
2023年の厚生労働省の人口動態統計によると、全国の離婚率は、人口1,000人あたり1.52件でした。これを基準に全国の離婚率を見ていくと、離婚率が高いのは「沖縄県」(人口1,000人あたり2.20件)、ついで「高知県」(人口1,000人あたり2.10件)、「宮崎県」(人口1,000人あたり2.00件)と続きます。
2.地域ごとの離婚率の違いについて
都市部の離婚率を見てみると、東京都(人口1,000人あたり1.49件)大阪府(人口1,000人あたり1.58件)、愛知県(人口1,000人あたり1.45件)と概ね全国平均に近い離婚率となっています。そのため、離婚率が高い・低いのは地方での傾向と見ることができます。
沖縄県や宮崎県で離婚率が高い傾向としては、他の地方に比べて若年層の比率が高く、早婚傾向にあることから、若年離婚の件数が高くなっています。また、非正規雇用の増加に伴う生活の不安定さが離婚の影響となる傾向もあるようです。
一方、新潟県や富山県、秋田県といった北陸・東北地方においては、高齢夫婦が多く、離婚に至る可能性が低いため、離婚率が自然と下がる傾向があります。また、地域社会のつながりが非常に強く、離婚に対する心理的・文化的ハードルが高いというのも理由の一つとなるようです。
3.「離婚化指数」について
離婚率の他に注目すべき指標として「離婚化指数」があります。これは婚姻届に対する離婚届の割合を示すもので、2023年の全国平均は38.7%となっています。これは、約3組に1組以上が離婚している計算になります。
この離婚化指数が高い都道府県は、
1.離婚率の高い都道府県と低い都道府県
2023年の厚生労働省の人口動態統計によると、全国の離婚率は、人口1,000人あたり1.52件でした。これを基準に全国の離婚率を見ていくと、離婚率が高いのは「沖縄県」(人口1,000人あたり2.20件)、ついで「高知県」(人口1,000人あたり2.10件)、「宮崎県」(人口1,000人あたり2.00件)と続きます。
一方で、離婚率が低いのは「新潟県」(人口1,000人あたり1.10件)、「富山県」(人口1,000人あたり1.12件)、「秋田県」(人口1,000人あたり1.15件)と続きます。
2.地域ごとの離婚率の違いについて
都市部の離婚率を見てみると、東京都(人口1,000人あたり1.49件)大阪府(人口1,000人あたり1.58件)、愛知県(人口1,000人あたり1.45件)と概ね全国平均に近い離婚率となっています。そのため、離婚率が高い・低いのは地方での傾向と見ることができます。
沖縄県や宮崎県で離婚率が高い傾向としては、他の地方に比べて若年層の比率が高く、早婚傾向にあることから、若年離婚の件数が高くなっています。また、非正規雇用の増加に伴う生活の不安定さが離婚の影響となる傾向もあるようです。
一方、新潟県や富山県、秋田県といった北陸・東北地方においては、高齢夫婦が多く、離婚に至る可能性が低いため、離婚率が自然と下がる傾向があります。また、地域社会のつながりが非常に強く、離婚に対する心理的・文化的ハードルが高いというのも理由の一つとなるようです。
3.「離婚化指数」について
離婚率の他に注目すべき指標として「離婚化指数」があります。これは婚姻届に対する離婚届の割合を示すもので、2023年の全国平均は38.7%となっています。これは、約3組に1組以上が離婚している計算になります。
この離婚化指数が高い都道府県は、
高知県が45.7%、宮崎県が44.8%、沖縄県が44.5%と離婚率と似た数値になるものの、若干順位が異なります。
一方、低い都道府県は、
富山県が30%、新潟県が31%、福井県が32%、石川県が33%と北陸地方に集中しているように見えます。
離婚率(人口に対する離婚の割合)、離婚化指数(婚姻届に対する離婚届の割合)のいずれを見ても、都市部では平均程度、地方ではその地域によって大きく差が生じるという傾向を見ることができました。
離婚率(人口に対する離婚の割合)、離婚化指数(婚姻届に対する離婚届の割合)のいずれを見ても、都市部では平均程度、地方ではその地域によって大きく差が生じるという傾向を見ることができました。
総合探偵社KAY
