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復讐代行屋とは?

  「復讐代行屋」という名前を聞いたことはあるでしょうか。個人の復習を代行する裏の仕事で、ツイッターなどのSNSで検索すると、何件もヒットします。今回は、そんな「復讐代行屋」について紹介します。

1.復讐代行屋とは?
 「復讐代行屋」は、その名前の通り、個人的に復讐をしたいという人の代わりに復讐を代行する仕事となります。
復讐と聞くと、多くの人が暴力的な行為や殺人を思い浮かべるかもしれませんが、実際にはそのような直接的な復讐ではなく、無言電話や大量の出前、誹謗中傷の手紙やメールといったように、精神的にダメージを与えるような復讐方法を選択するケースも多々あります。復讐代行屋によるこれらの行為では、ターゲット本人にダメージが及ぶのはもちろんのこと、家族や近しい友人などにも大きな影響を与え、最悪の場合には、それらとの関係が壊れてしまうこともあります。

2.復讐代行屋を利用するリスク
 「復讐代行屋に依頼する」という行為は、その後ろめたさから基本的には誰にも話すことができない行為です。そこにつけこみ、詐欺を行おうとする悪徳業者も多数存在します。詐欺を受けた依頼主は、自分が復讐代行屋に依頼したということを誰にも相談できず、そのまま泣き寝入りしてしまうことが多いため、料金を支払った途端に音信不通になる業者や、相談したことをネタに強請り等を行ってくる業者もいます。
 また、実際に復讐を実行してくれる復讐代行屋であったとしても、その行為によっては、法律により罰せられる可能性もあります。復讐代行屋に復讐を依頼するだけであれば、その行為を禁止する法律はありませんので、この時点では、法的には問題ありません。

しかし、その結果、行われた復讐が法に触れる場合、依頼者は共犯として罰せられる可能性が高いと考えられます。

復讐代行屋が行う行為のほとんどは、
・名誉毀損罪(ある人の社会的な評価を低下させる行為)
・侮辱罪(公然と人を侮辱する行為)
・暴行罪(他人に対し暴行を加える行為)
・傷害罪(他人の身体に障害をおわせた)
・脅迫罪(相手の生命・身体・自由・名誉・財産に対し害を加えることを告知する行為)
・器物損壊罪(他人のものを壊す)
・偽計業務妨害罪(偽計を用いて人の業務を妨害した)

といった罪に問われる行為となります。

そのため、復讐代行屋に依頼した場合、詐欺にあい、依頼料などがだまし取られてしまうか、復讐が完遂され、自身が共犯者として罪に問われるかのいずれかの結末になる可能性が高いと考えられます。 


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闇バイトに注意!!

  闇バイトは、通常のアルバイトと異なり短期間で高額の収入を得ることができるなど、魅力的ではあるものの、その内容が違法なバイトのことを指します。最近、若者を中心に、この闇バイトに手を染めて犯罪者となってしまうケースが増加しています。
特に、夏休みに入り時間に余裕ができ、高額報酬に目がくらみ軽い気持ちで応募してしまうことも多い様です。

今回は、そんな闇バイトについてご説明します。 

 1.闇バイトの募集方法
 
闇バイトは、TwitterなどのSNSを使用して募集されることが多く「楽して高額な給料をもらえる」「高額報酬の副業」といった魅力的な言葉で勧誘しています。そのままDM等でやりとりするケースもありますが、多くは連絡を取った後に履歴が残らない専用のアプリをインストールさせそこでやり取りするケースが多く、あとあと募集した側につながる痕跡を残さないという方法を取ることが多いようです。
 
「〇〇するだけで高額な報酬を得ることができる」といった内容や、「高額即金」「即日現金」といったワードで募集していることが多く、当然ながら通常の求人紙などで見かけることはありません。

2.闇バイトを行った結果
 闇バイトはその殆どが犯罪行為です。
 一度でも闇バイトに手を染めてしまうと、応募時の身分証明書等から特定した住所から「家に危害を加える」、「家族に伝える」などと脅し、手を引くことができなくなる可能性も低くはありません。
 知らずに応募してしまったとしても、闇バイトに手を染めると、逮捕され、懲役や損害賠償といった罰を受けることになってしまいます。

3.特殊詐欺の受け子、出し子
 特殊詐欺(振込詐欺やオレオレ詐欺)では、だまし取った現金を犯罪者が手にしなければ、その詐欺は成功といえません。しかし、現金を手にするシーンが最も逮捕のリスクが高く、闇バイトを使うことで、そのリスクを低減しようとしています。
①受け子
 受け子は、訪問型の特殊詐欺で被害者からキャッシュカードや現金を直接受け取る役割の人を指します。当然ながら、被害者と直接対面するわけですから、被害者に顔を見られたり、被害者が詐欺と見抜いていた場合、そのまま逮捕されるケースがあります。主に「荷物を受け取るだけの簡単な仕事」として募集されます。
②出し子
 出し子は、口座に振り込ませた現金を引き出す役割の人を指します。ATMの周りには防犯カメラが設置されており、現金を引き出している人は顔がばれる等のリスクがあります。後日、その防犯カメラの映像から逮捕されるケースがあります。犯罪者からすると、現金を運ぶことから「受け子よりも信頼できる闇バイト」に任せることが多いようです。  
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ダブル不倫の場合の慰謝料請求について

 不倫が発覚した場合、その代償は慰謝料として請求されることが多々あります。
片側だけが不倫の場合は、そのパートナーから不倫したパートナーとその相手に対しての慰謝料請求となりますが、お互い既婚者の場合のダブル不倫の場合はどうでしょうか?


 1.ダブル不倫の慰謝料請求 
ダブル不倫は、双方にパートナーがいる状態での不倫となります。
例えば、AさんとBさんが婚姻状態、CさんとDさんが婚姻状態として、AさんとCさんが不倫したとします。この場合、BさんとDさんは共に不倫された側になりますので、BさんはCさんに、DさんはAさんに慰謝料請求を行うことが可能です。
 
最近話題の広末涼子さんのケースで例えるなら、キャンドルジュンさんは、不倫相手である鳥羽周作さんに慰謝料請求することができ、鳥羽周作さんの妻は、広末涼子さんに慰謝料請求ができるという関係になります。 


 2.ダブル不倫での慰謝料 
ダブル不倫での慰謝料は、通常の不貞行為と同様に、その後、婚姻関係を継続するかどうかによって変わります。
婚姻関係を継続する場合は、50万円~100万円、継続できない場合は200万円程度が相場となります。
 
ダブル不倫の難しいところは、相手側からも慰謝料請求される可能性があるという点です。
例えば、婚姻関係を継続すると決めた場合、こちらから相手側に請求できる金額の相場は50万円~100万円程度ですが、先方が離婚してしまった場合、相手側から請求される慰謝料は200万円程度となり、支払う金額のほうが多くなるというケースも考えられます。
 

また、ダブル不倫の場合は、どちらが不倫を主導したか、婚姻期間はどちらのほうが長いかといった内容によっても慰謝料の金額に差が生じます。他にも、子供への影響はどうか、有責者の収入はどうか、夫婦仲はどうか、といった項目によっても金額が増減してきますので、単純に一方だけが不倫関係にあるケースよりも複雑になることがほとんどです。
 

もちろん、慰謝料請求は不倫を行った当事者に対して行うため、離婚した場合などはパートナーがいくら支払うことになったとしても関係ありません。しかし、夫婦関係を継続する場合、当然ながら慰謝料は貯金や家計から支払われることとなるため、パートナーが行った不倫であるにも関わらず、慰謝料の額によっては相手への支払額を相殺できず、不倫されたにも関わらず慰謝料を家計から支払わなければならないというケースが発生してしまいます。 


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国税庁や税務署をかたった不審なメールにご注意!!

  最近、国税庁や税務署をかたった不審なメールが発信されています。
内容としては、支払われていない税金について、早急に支払うよう求める内容で、メールの文面にURLが記載されており、そこをクリックすると偽の国税庁のwebサイトに飛ぶようになっています。そこで入力した情報は、攻撃者の手に渡ってしまうこととなります。 

 1.メールによる2種類のサイバー攻撃 
サイバー攻撃でメールは、昔から最も多く使われる手段でした。一昔前は、メールに添付ファイルをつけ、それを実行させることによってウィルスに感染させる手口が主流でしたが、昨今ではそれに加え、フィッシング詐欺と言われる情報を抜き取るための手口が急増しています。
これは、サイバー攻撃の目的が、困っている人を見て喜ぶことから、金銭を目的とした攻撃に変化したという経緯もあります。 


 2.フィッシング詐欺とは 
フィッシング詐欺は偽のwebサイトなどに誘導、そこで入力させた情報を抜き取るサイバー攻撃でその大半がメールを使った攻撃となります。
そのため、攻撃者は、受信者が興味を引くような文面でメールを発信します。
例えば今回のタイトルのような国税庁や税務署をかたったり、ヤマト運輸や佐川急便のような配送業者からの不在通知をかたったりと、その手段は様々です。
 メールのURLをクリックやタップすると本物そっくりに作られた国税庁や税務署、各企業のwebサイトが開きます。そこで各種情報を入力すると、入力した情報が攻撃者の手にわたってしまうということになります。
 多くのフィッシング詐欺では、ログインIDとパスワード、クレジットカードなどの情報を狙っています。攻撃者のページでそれらの情報を入力すると、情報を抜き取ったあとに、本物のサイトに飛ぶようになっており、ユーザ側は「パスワードを間違えたかな?」と不審に思うことなく、再度ログインすることとなります。

 3.フィッシング詐欺にあわないために 
昔のフィッシング詐欺は、日本語がおかしかったりメールの送信者やURLが不審だったりと、メールだけでおかしな部分を見分けることができました。しかし最近のフィッシングメールは、文面が正しい日本語であったり、メール送信者が偽装されており、ひと目で見分けることが難しくなっています。
 そのため、メールに書かれているURLについては、基本的には開かないということで防御していくことが有効となります。どうしても気になる場合は、自分で検索サイト等からメール発信元の企業等のwebサイトを開き、お知らせ等に記載されていることを確認したり、正しいwebサイトであることを確認してからログインすることをお勧めします。 



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マッチングアプリを使用した美人局に注意!!

  マッチングアプリを使って出会いを求める方が増えています。マッチングアプリを使用すると、これまで知り合うことができなかった人と知り合う事ができますので、出会いの幅が広がりますが、注意しなければならないこともあります。今回は、そんなマッチングアプリを悪用した美人局についてご説明します。 

 1.パートナーと称する人に慰謝料を請求されるケース  
最も多い美人局の手口としては、マッチングアプリを使用して出会った異性とデート中にパートナーと称する人が現れ、慰謝料を請求されるというケースです。通常、ほとんどのマッチングアプリでは、パートナーがいる人の利用を禁止していますが、一定数パートナーがいる人も登録しているのが現実ですし、美人局の場合、本当のパートナーかどうかもわかりません。
そのため、肉体関係を持った直後に、パートナーと称する人が現れ、慰謝料を請求されるとついその場で話をつけなければならないと考えてしまうかと思います。特に相手が急かすような場合は、美人局である可能性が高いため、時間をおいて冷静に判断することが重要です。

2.未成年と称して慰謝料を請求されるケース  
マッチングアプリで知り合った人と肉体関係をもった後に、実は未成年であったと主張し、慰謝料や口止め料を支払うよう請求してくるケースです。マッチングアプリの利用規約としては、殆どが18歳未満の利用を禁止していますが、実際には18歳未満であっても利用している人は存在します。
あまりにも幼く見える場合は、しっかりと年齢確認を行うか、簡単に肉体関係をもたないといった理性と自衛が必要です。 

3.美人局の見分け方  
マッチングアプリを使用した美人局はターゲットがいなければ成立しませんので、見た目の設定がモテそうな写真を使い、相手の方から積極的にアプローチしてくるケースが多いようです。また、すぐに会うように仕向けてくるのも特徴ですが、それだけであれば、サクラ等の可能性があります。
  美人局は、肉体関係を結んだ上で慰謝料請求することが多いため、会うだけではなく肉体関係を持つように仕向けてくることが多く、美人局であるパートナーがすぐに現場に到着できるよう、デートコースの指定を細かく指定してくるケースが多いようです。
さらに、実際に会った時に、頻繁に誰かと連絡を取っているようであれば、美人局である可能性が非常に高いといえますので注意しましょう。 

何度か会って相手を見極める時間をしっかりととった上で、交際、肉体関係に進んでいくことをお勧めします。



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