結婚詐欺に注意 ※婚活中の方必見

2018.05.23

 「婚活」を頑張っている方にとって、もっとも注意しなければならないのは「結婚詐欺」でしょう。
狭い意味では、結婚を前提に付き合っているフリをしながら金品をだまし取ろうとする詐欺師のことをいいますが、広い意味では結婚する気がなく、すでに結婚前提として付き合っている方や妻子がいるにも関わらず、それを隠したままお付き合いしている方も結婚詐欺に該当すると考えられます。
 そこで今回は、そんな結婚詐欺の手口と予防方法についてご紹介します。


1.結婚詐欺師の手口
結婚詐欺師は、結婚したいと考えている男性や女性をターゲットとしています。
そのため、出会うことに対して不自然ではない場所を主な活動の場としています。最近では、婚活パーティや婚活サイトといった参加や登録に当たって、それほど身分証明について厳格ではない婚活の場で活動を行っている結婚詐欺師が多くなっています。
逆に、一部の結婚相談所などは、身分証明として戸籍の確認まで行うほど厳格な場所もあります。そういった結婚相談所では、結婚詐欺師はほとんど活動していないようです。
金品を目的とした結婚詐欺師は、他の参加者と同様に、あたかもお付き合いを目的として近づいてきます。しかし、そこで話した名前や年収、職業などはすべて偽りで、経済的な信用があるかのように言い寄ってきます。男性の結婚詐欺師に多いのは会社経営者や経営コンサルタントといった職業を語るケースです。中には本当にそのような職業につかれている方もいらっしゃいますが、結婚詐欺師の大半も、こういった肩書を利用していますので、会社経営者やコンサルタントと名乗る方が言い寄ってきた場合、少し警戒したほうが良いでしょう。
 

次に、結婚詐欺師は、言葉巧みにだます相手の収入や貯蓄について聞き出そうとしてきます。また、財布のひもが固いかどうかについても、調査しています。これらの内容を警戒すれば大丈夫と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、相手は百戦錬磨の結婚詐欺師ですので、注意していたからといって、なかなか判別できるものではありません。本当に結婚したい方がいたとしたら、このような内容は気になりますよね。そういった心理をついて聞き取りを行ってきますので、この話術だけではなかなか見抜くことはできません。
 

ある程度信頼関係を深め、被害者の自分への恋心・愛情を確認できれば、最後には、経営が行き詰った、不動産投資を勧める、親が大病を患い手術が必要、引っ越し代金が足りない、友人を助けるために借金の連帯保証人になってしまったなど、金額の大小関わらず様々な口実によって、金品を巻き上げようとしてきます。

「二人の将来のため」という文言がよく使われるようですが、入籍もしていない相手に、多額のお金を渡すという不自然さには、注意が必要ですね。



2.結婚詐欺の防止策

結婚詐欺は非常に立証しにくい詐欺としても有名です。
例えば、お付き合いしている異性に少額のお金を貸したまま、返ってこなかったというケースの場合、結婚詐欺として訴えるでしょうか。ほとんどの方は、困っているパートナーを助けたという思いで結婚詐欺とは思わないのではないでしょうか。実際に結婚詐欺に遭われた方も、こういった心理の元で、お金を渡してしまい、気付いた時には相手がどこにいるのか分からない、訴えたくても訴えられないという状況になるのがほとんどです。
そのため、まずは恋人だったとしても、多額の金品を貸さない。貸す場合には必ず第三者の意見を聞いてから貸す。などといった対策を講じる必要があります。

結婚詐欺師は、言葉巧みに「二人の将来のため」などといいながら、第三者に相談することを拒んでくるかと思います。いくら甘い言葉があったとしても、しっかりと第三者の冷静な視点から見てもらうことで、正しい使い道なのか、騙されているのかを判断することができます。
 また、昨今は組織的な結婚詐欺も散見されますので、友人に紹介されたから、親族に紹介されたから大丈夫とはなりませんのでご注意下さい。(友人役、親族役と役割分担していることもあります)

おかしいな?けど信じたい。大丈夫なはず。だけど、、、???


結婚詐欺は、
お金だけでなく、あなたの心を奪い、大切な時間を奪う卑劣な行為です。



こういった詐欺に引っかからないように、注意しながら婚活を頑張りましょう。 


総合探偵社KAY
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