「盗聴」方法・種類 ②

2018.12.04

なぜかプライベートな話を他人が知っている。。
 自宅内での会話、機密性の高い情報が第三者に知られている。。。

もしかして、盗聴されているかも?

前回に引き続き今回も、盗聴被害を防ぐために現在どのような盗聴方法、機器があるのか、その一部を紹介していきたいと思います。


【無線式盗聴器】
1、常時電波発信型無線式盗聴器
主にVHF帯やUHF帯の周波数を使用しAM、FM変調方式を使用した電波を飛ばし専用受信機やハンディーレシーバーで音声を盗み聞く方式。電源にはAC100Vから電源を取るタイプや内臓電池式、外部電池を接続し長時間発信する一般的な盗聴器。

2、偽装品型盗聴器
あらゆる日用品、電化製品に偽装化されたタイプの盗聴器(コンセント型、マウス型、ボールペン型、クリップ型、カード型、電卓型、置き時計型など)

3、VOX機能付き盗聴器
有る一定の音声レベルで電波を自動的に発信し音声が無くなると電波停止する機能が付いた盗聴器。様々な無線式有線式盗聴器に幅広く導入されている技術で現在数多くの盗聴器に付属する機能
※VOX機能とは、音声を感知すると自動で送信状態になる機能です。

4、盗聴電波中継器
切手より少し大きいサイズの微弱電波を使用した小型盗聴器。その他の偽装品型盗聴器等と専用設計の電波中継機器を組み合わせ、その盗聴電波とは別の周波数で再度盗聴電波を発信し盗聴可能距離を延長するタイプの盗聴波中継器。

5、メーカー受注生産特殊周波数タイプの盗聴器
通常市販されている盗聴器と形、機能、送信方法は全て同じで有るが周波数を一般品とずらせて発信するタイプのもので過去に判明している盗聴波をスキャンさせる方法では発見されにくい特注周波数の盗聴器。

6、スクランブル型盗聴器
有る特定の4つの周波数を1秒間に20回近く高速に変化させ盗聴波を送信する盗聴器。送信機側(盗聴器)とタイミングを取りながら受信する専用受信機で受信した時、正常な音声に合成できるタイプの盗聴器。

7、リモコン型盗聴器
受信機の電源と発信機の電源が連動しているので、受信機の電源をオンにすると発信機の電源もオンになり電波の送信を開始し、受信機の電源をオフにすると発信機の電源もオフになり電波の送信を止める訳です。聞きたい時だけ受信機と発信機の電源をオンに出来る為、盗聴発見されにくいというメリットがある。

8、携帯電話利用型デジタル盗聴器
着信時の呼び出し音を出さないタイプの携帯電話のイヤホン端子に外部の高感度マイク内臓のリモート動作機器(ケータイリモートリスナー)を繋ぎ盗聴する携帯電話(PHS)回線を利用した盗聴システム。

9、携帯電話中継型リモコン式デジタル盗聴器
自動着信機能付き携帯電話(PHS)とKUR-400RZ&KRT-400T(携帯電話用に改造されたリモコン盗聴送受信機器セット)を繋ぎ、第三者が仕掛けた携帯電話(PHS)に向けて犯人が電話を掛ける事により、その携帯電話が動作状態に入り、それに連動して付属のリモコン盗聴用送受信機(操作機)が動作する事により、盗聴する部屋(離れた別の部屋)に仕掛けられたリモコン盗聴器(本体)が動作状態になり部屋周辺の音声を聞き取るタイプの盗聴器。
このタイプの盗聴器は電話を切っている時点では全ての電波は停波している為、発見が難しい盗聴システム。


今回は、無線での盗聴器、盗聴方法の一部をお話しさせていただきました。
まだまだ様々な盗聴方法がございますので、また次回以降でお話させていただきたいと思います。


総合探偵社KAY



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