「熟年離婚」の原因と特徴

2019.02.09

昭和以前の時代と比べ「離婚」に対する認識が変化した昨今、
子育てがひと段落し、第2の人生を歩むときに「熟年離婚」という選択を行う方は年々増加しています。

当社も「探偵」という職業柄、「熟年離婚予備軍」の方々とお会いするケースは多くあります。 
実際、旦那様が不貞していることの証拠は撮れても、いざ「離婚」となると金銭面で不安が生じる為、子供が自立するまでは、子供の将来の為には今はパートナーの浮気行為を我慢せざるを得ないという選択になる方が多いのが現状です。

長年寄り添ったパートナーと離れ余生を過ごすというのは、傍から見ればさみしいものがありますが、そこには他人がわからない耐えがたい・我慢ならない事情の積み重ねがあるのでしょう。そこで、今回は「熟年離婚」の原因と特徴についてご紹介します。

1.子供の自立
 これまでは、相手の嫌なところが目についたとしても、「離婚は育児に悪影響を及ぼす」という考えから離婚に踏み切れなかった方が、子供が自立し、子育て終了となった時点で、離婚を決意するというケースです。この原因は、「ある日突然、離婚を告げられた」というケースが多いようですが、その原因はこれまでの長期間に蓄積されてきたストレスであり、離婚を告げられるまでの様々なシーンでその兆候があるはずです。まずは、パートナーにしっかり感謝し、感謝を伝えることから始めると、将来、急に離婚を告げられるというケースは回避できるかもしれません。

2.金銭的な目途が立つ
 離婚自体は前々から決意していたが、離婚したのちの自身の収入が不安な場合、退職金が入った時点や年金の受給が開始した時点で離婚を切り出すというケースがあります。この場合の真因はお金ではないことが多く、「1.子供の自立」と同じように長年のストレスであることが多く、急な離婚話に戸惑ってしまうことがほとんどです。

3.親の介護
 熟年離婚を決意する世代というのは、徐々に親の介護が必要となる世代となります。もともと他人であったパートナーの介護を行いたくないというのは、立派な離婚の原因となります。特に、良好な関係を築けていなかった場合や自身の親の介護をパートナーに一任しているような状況であれば、それがストレスとなって離婚を決意するということは十分に考えられます。

4.不貞行為
 熟年離婚に限った話ではありませんが、不貞行為、つまり不倫が原因で熟年離婚するというケースも少なくありません。特に、「育児」や「金銭的な原因」が理由で、本当はすぐにでも離婚したかったが、ずっと我慢していたような場合で、それらの理由が解消された熟年世代で離婚するというケースも多々あります。過去の過ちで、既に許されたと思っていたのに…(やられた方は忘れてないことも多いのです)というケースですね。



 他にも熟年離婚の理由・特徴は多々あるかと思いますが、ケースとして多い4パターンを紹介させていただきました。皆様も、熟年世代になって急に離婚を告げられないよう、パートナーと良好な関係を築くようにしてくださいね。

総合探偵社KAY
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