浮気と不倫の違いとは?

2022.12.02

「浮気」も「不倫」も、大切なパートナーが居ながら、別の人と男女の関係になる、という意味では同じですが、
実際にはその中身は大きく異なります。そこで今回は、浮気と不倫の違いについて見てみましょう。

1.浮気と不倫の違い
「浮気」は、配偶者や交際している相手がいるにも関わらず、他の人を好きになって接触することを指します。
すでにパートナーがいるにも関わらず、他の人と付き合う二股とかは「浮気」に該当します。

一方「不倫」は、配偶者がいるにも関わらず、他の異性と不貞行為を働くことを指します。
このように見ると、まず、パートナーが交際しているだけなのか、配偶者なのかといった点が1つ目、そしてその別の相手と不貞行為があったかなかったのかという点が2つ目の違いといえます。
 つまり「不倫」は、浮気の中でもパートナーが配偶者で、かつ、浮気相手と不貞行為があったという一部を指す言葉となっています。

2.不貞行為とは

 では、先程から出ている「不貞行為」とは、どのような行為を指すのでしょうか。
 不貞行為とは、「配偶者のある者が、配偶者以外の異性と、自由な意思で」性的関係を持つことを指すと言われています。この3点すべてを満たさなければ、それは不貞行為とはいえないということになります。

①配偶者の有無
 不倫の定義にも含まれていますが、まずはパートナーが配偶者かどうか、つまり、結婚しているのか否かによって、不貞行為かどうかが変わります。いくらパートナーが自分の意思で別のパートナーと性的関係になったとしても、ただお付き合いしているだけの関係であれば、それは不貞行為とは言えないということです。

②配偶者以外の異性との性的関係の有無
 不貞行為の2つ目の定義は、配偶者以外の異性と性的関係があったかどうか、という点です。配偶者以外の異性とお付き合いしていたとしても、そこに性的関係がなければ、それは不貞行為には該当しません。あくまで、性的関係があったかどうかという点が重要になります。

③自由意志の有無
 最後は、その性的関係が自由意志のもとに行われたかどうかという点です。例えば、強姦などによる性行為は、自由意志がありませんので、不貞行為とは言いません。逆に、風俗通いなどは、そのサービス内容によっては、自由意志のある性行為と捉えられることもあります。

 「浮気」と「不倫」は似ている言葉ですので混在して使用されがちですが、その定義は大きく異なります。いずれも、しない、されないに越したことはありませんね。 


総合探偵社KAY
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