スパイと探偵

2017.11.03

スパイvs探偵と聞くと、映画のようなイメージがありますが、実際のスパイと探偵はどうなのでしょうか。
スパイと探偵は同じようなものとイメージされている方が、意外と多いかと思います。どちらも、いろいろな調査や聞き込みを行って人の秘密を探るという意味では似ているのかもしれませんが、実際には全く異なる職業です。

今回は、スパイや工作員と探偵についてご紹介します。

1.仕事の違い
「探偵」は、クライアントの依頼によって、対象の身辺や人間関係を調査します。
「スパイ・工作員」は、クライアントの依頼によって、対象の持っている情報を調査します。

一見同じように見えますが、探偵の場合、調査する対象は人や動物であるのに対し、スパイの場合は、大半が「情報」となっており、対象物が全く異なるのです。
 
 特に、昨今、暗躍している「産業スパイ」は、顧客情報や新商品の情報など、企業にとって生命線ともいえる重要な情報を狙って、自身が社員になりすます、社員や役員を買収するといった手段で企業に潜入し、企業秘密を盗み出す諜報活動を主な仕事としています。
 一方、探偵の仕事はクライアントから依頼された対象人物の調査を行いクライアントの悩みを解決することが主な仕事となります。つまり、産業スパイを見つけ出すことが探偵の仕事であるともいえるのです。ここに、「スパイvs探偵」の関係性が成り立つのです。

2.産業スパイに備えるには
 詳しく書くと長くなりますので、簡単にいうと「産業スパイ」は、自身が直接企業内に入り込んでくるよりは、企業内に従事する隙の多い社員を買収したり、恫喝することによって情報を搾取する手口が非常に多く、自分自身はあまり表に出ないように活動します。また、たとえ表に出て活動することがあっても、自身がスパイだとわからないように、うまく身を隠しながら活動します。そのため、気付いた時には、すでに重要な情報がほとんど持っていかれたあとだったというケースもあり得ます。
 探偵が一定期間内部に潜入し人物の特定を行うケースもありますが、すでにクライアント側でスパイ疑惑の対象者の目星が付いており、決定的な判断基準となる証拠が欲しいといったケースもございます。日々スパイのスキルが高くなっていく分、我々探偵側もそれを見抜くスキルの向上が必要となってきております。

 我々探偵はスパイに対する様々な知識や、調査のプロフェッショナルです。産業スパイそのものや、産業スパイが雇ったと思われる内部犯による情報漏洩をしっかり調査し、被害を最小限に抑えることが必要となってきますのでで、少しでも不審な動きに気付いた時、違和感を感じた時、人を調査するプロである「探偵」にご連絡下さい。

総合探偵社KAY


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