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不登校児童の増加問題について

  小学校から中学校にかけて、学校に登校できなくなる「不登校」について、現在、5年連続で増加しており、過去最多となっているのはご存知でしょうか。平成29年度の不登校児童数は、全国で14万4千人にも上り、千人あたり14.7人もの児童が不登校となっています。
今回は、不登校になる児童をタイプ別に紹介していきたいと思います。 

1.母子分離不安定型
母子分離不安定型は、母親から小学校低学年の児童に多いタイプで、母親から離れることで強い不安が起こるため、母親の居ない学校に登校できないという特徴があります。 

2・情緒混乱型
情緒混乱型は、真面目な児童に多いタイプで、勉強やスポーツにも真面目に取り組む反面、気分の落ち込みが激しく、それらによって身体的症状が現れるのが特徴です。このタイプの児童は、学校を休んでいることに対して強い罪悪感があることも特徴の一つです。 

3.無気力型 
無気力型は、自分の好きなことには積極的に取り組む半面、興味のないことに対しては、全く行動に起こさないというタイプで、学校そのものに興味がなく、登校しないという特徴があります。また、情緒混乱型と違い、登校しないことに対して罪悪感もありませんので、強くしかれば登校することはあっても、すぐに不登校に戻るという特徴があります。 

4.人間関係型
人間関係型は、学校での人間関係の悪化によって不登校になるタイプです。特に、いじめや転校による疎外感などによって不登校になるケースが大半です。不登校の原因の大半は、この人間関係型と考えられていた時期もありましたが、現在では、他のタイプも不登校の原因として考えられています。 

5.発達障害・学習障害を伴う型 
発達障害・学習障害を伴う型は、不登校の原因が、発達障害や学習障害によるものと考えられるケースのことを指します。その要因は、学校の授業についていけない(極端に苦手な科目がある)、人間関係をうまく構築できないというケースがあり、それらが発達障害・学習障害に起因する場合は、この型に分類されます。

 

この他にも、ストレスによる神経症を伴う型や混合型といった型も研究されており、現在では、不登校のタイプは7タイプあると考えられています。お子様が不登校になってしまったという場合は、頭ごなしに「学校にいけ」と叱るだけでは解決できないことが多々あります。不登校の児童に対しては、これらの7タイプのうち、どのタイプに該当するかを見極めて、それらのタイプの特徴をしっかり把握した上で、効果的な対策を講じる必要があるようです。 


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国際ロマンス詐欺に注意!!

  「国際ロマンス詐欺」という詐欺の手段はご存知でしょうか?
2019年1月に福岡県の女性が現金数百万円を騙し取られたとニュースに出ていましたので、その名前だけはご存知だという方もいらっしゃるかもしれません。この「国際ロマンス詐欺」という名称そのものは、若干、昭和の香りが漂いそうな名称ではありますが、実は平成末期、及び令和の時代を代表する詐欺ともいえるでしょう。
 今回は、そんな国際ロマンス詐欺についてご紹介します。

1.国際ロマンス詐欺とは
 国際ロマンス詐欺は、簡単に言うと海外の相手をターゲットとする結婚詐欺のことを言います。これだけ聞くと、昔からありそうな詐欺なのですが、この詐欺の多くは、SNSを使用して接触してくるという特徴があります。記事をご覧の皆様の中にも、見知らぬ海外の異性からFacebookなどで友達申請が届いた経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。他にも、TwitterやLINEでも同様に、見知らぬ海外の異性から突然友達申請が届き、何かの縁だと仲良く話していく中で、恋愛や結婚の話になり、その先は結婚詐欺と同様に金銭を騙し取られるという詐欺の手法が「国際ロマンス詐欺」の手口になっています。
 
2.国際ロマンス詐欺の被害者
 国際ロマンス詐欺の被害者は、40歳代以上の女性が多いという特徴があります。結婚したくてもなかなか相手が見つからずにいる独身女性に対して、日本人男性にはない外国人男性の特性を生かして接近するようです。また、既婚女性も子育てが一段落し、SNSに時間を割く余裕ができたくらいの時期にもなります。

3.国際ロマンス詐欺の手口として、最も使用されるケース
 「国際ロマンス詐欺」では、結婚資金が足りないとか、経営している会社のお金が足りないなどといった、通常の結婚詐欺で使用されるような文句はあまり使用されません。そのかわり、海外の相手という点を使って、以下のような手口でお金をだまし取ろうとします。
「自分の国からお土産で(もしくは仕事で)アタッシュケース(他にもプレゼントや贈り物といった、通称、箱物)を送付したが、税関で止められてしまった。」このあと、税関スタッフに扮した詐欺の仲間や、運送業者に扮した詐欺の仲間から、連絡があり、手数料や罰金を一時的に支払ってほしいという手段になります。
 通常、税関や運送業者がその罰金や手数料を本人以外から受け取るようなケースはありませんので、冷静に考えるとわかりそうな手段ではありますが、焦りをもたせる手口で正常な判断力を奪うことで、こういうケースに引っかかりやすくしてくるようです。
また、相手が外国人なので、日本だとあり得ないが、海外だとそういうこともあるのかな?と安易に考えてしまいがちでもあります。

また、
お金を騙し取られるだけでなく、知らないうちに「違法薬物密輸」の共犯になってしまったなどの例もありますので、」十分お気を付けください。

我々「探偵社」にも、国際ロマンス詐欺に遭っているにも関わらず、それが詐欺だと気づかずに(お金を騙しとられたとの認識はなく)、連絡が取れなくなった後も相手の男性を信じ続け、「行方・所在調査」の相談に来られる方もいらっしゃいます。
「恋は盲目」といいますが、そこを巧みに突く姑息な手段「国際ロマンス詐欺」、引っかからないようにご注意下さい。


総合探偵社KAY
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浮気のきっかけは職場?

 「社内恋愛」「社内不倫」、職場は仕事を行うばかりでなく「男女の出会い」の場でもあります。
実際、「浮気調査」でクロだったケースでは、職場で出会い、「不倫」へと発展したものが多いのも事実です。

社内での恋愛や不倫というのは、ドラマの中だけの特別な世界ではなく、現実でも様々な会社で行われています。結婚式で、めでたく結婚した二人の馴れ初めを聞いたときに「社内で知り合った」という話しをお聞きになった方も多いのではないでしょうか。これが、独身同士の社内恋愛であれば、まだ良いのですが、中には「不倫」というケースもあります。
そこで今回は、社内恋愛や社内不倫に至る心理について考えていこうと思います。

1.男性側の視点
社内恋愛や社内不倫を行う男性の心理について聞いてみたところ、大半が「他に出会いがなかった」という意見でした。仕事が忙しく、休日は家で身体を休めるだけで精一杯という激務の男性もいれば、休日も会社の関係者と遊んでいるという方もいらっしゃいますが、共通しているのが社外の交友関係があまり広くない、もしくは恋愛対象となる女性がいないという方が多いようです。また、社内であれば手っ取り早いというわけではなく、同じ仕事を行っている仲間意識や、「仕事」という共通の話題(仕事の内容そのものや、時には職場の人間関係などの話題も含む)があることで、社外で相手を見つけるよりも打ち解けやすいというメリットも有るようです。
 
その中で、奥様がいる男性で社内不倫を行う心理としては、ある程度、地位も収入も上がってきた管理職の男性が、部下である女性社員と不倫するというケースが多いようです。こちらも、上司と部下の関係であるが所以に、相手の心理がよく分かることから、社外で不倫相手を探すよりも容易に口説くことができるということのようです。 


2.女性側の視点 
社内恋愛は、男性が上司、もしくは先輩というケースも、女性が上司、もしくは先輩というケースもあります。その理由は男性側とは大きな差はありません。しかし、社内不倫となると、男性が上司、もしくは先輩というケースが大半となります(もちろん、例外はありますが)。これは、「会社の中での頼りがい」ということに視点を向けた場合、やはり「仕事ができる」という部分が大きくなります。また、それを日常的に見ていることで、頼りがいのある男性という意識が強まって、恋愛対象として意識してしまうことがあるようです。これに加えて、上司であるが故の駆け引きを仕掛けられることで、悪いことだと分かっていても「不倫」に至ってしまうというケースが多いようです。

 
実際、旦那は一般的にモテるタイプではなく、顔も不細工だということで女性関係には安心していたところ、まさかうちの旦那に浮気する甲斐性があるとは。。。と驚かれる奥様も多いです。見た目ではなく、仕事上の上下関係・信頼関係から恋愛に発展していくので、顔の良い悪い、などは関係ないようです。

「社内恋愛」は、職場の空気を乱さなければそれほど悪いことではないでしょうが、「社内不倫」は周りにバレやすく職場の空気が悪くなるのは当たり前、別れた後、職場にいずらくなりどちらかが退職せざるをえなかったり、昨今は「不倫」に対して世の中厳しい目で見ますので、これまで積み上げた社内における実績・信頼が崩れるのはもちろんのこと、左遷、退職に追い込まれるケースもあるようです。

「据え膳食わぬは男の恥」とは言いますが、妻子あるのであれば「我慢」することをお勧めします。

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「退職代行サービス」とは?

  「退職するときくらい、自分で手続きするのが当たり前」と言われ、サービスが提供された当初は、その内容に意義を唱えることが多かった退職代行サービスですが、現在では退職代行サービスがあってよかったという方が増加してきています。なぜ、退職代行サービスが成り立ち、そのサービスを利用する方が増えているのでしょうか。今回は、そんな退職代行サービスについてご紹介します。 

1.退職代行サービスとは
退職代行サービスは、退職したい人の代わりに、会社に対して退職の意思表示から手続きを実施するサービスのことを言います。このサービスが出始めた頃は、「退職の申し出くらい自分ですべき」という声も多数ありましたが、現在では、辞めたくてもやめられない人が利用しているという理解が少しずつ広まってきています。 


2.退職代行サービスを利用する人
退職代行サービスを利用するのは、自分から退職することを言い出せない方、特にパワーハラスメントを受けている方や、精神的に追い込まれている方など、その職場で働き続けることが難しいにもかかわらず、自分で退職手続きが行えない方が多数です。また、自ら退職手続きを行っているのもかかわらず、正当な理由なく、上司や会社が退職届を受理しない場合も、退職代行サービスを利用することで解決するというケースも存在します。
 つまり、通常であれば「退職は自分で手続きすべき」なのでしょうが、実際には自分で手続きすることができない場合や、自分で手続きを行っても受理されない場合などに、利用するサービスであるということがわかります。 


3.退職代行サービスのメリットとデメリット
先程もご紹介したように、退職代行サービスは、自分で退職手続きができない場合に利用することが多く、トラブルに発展しがちなブラックと言われる企業から、安心して退職できるというメリットがあります。
しかし、一方で、退職代行サービスを謳う悪徳業者に騙され、必要な退職手続きが行われず、本人は退職したと思っていても退職できていなかったというケースも存在します。さらに、その発展として会社から損害賠償請求を受けるケースもあります。そのため、業者選びは慎重に行う必要があります。
退職代行サービスは、1件あたりの相場が2~5万円程度と、これから退職して収入が途絶える方から見ると、決して安いサービスではありません。その上、退職時にトラブルに発展し、多額の損害賠償を支払うことにならないよう、信頼できる業者を選定する必要がありますのでご注意ください。 


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増加の一途「近隣トラブル」

 皆様はうまくご近所づきあいができている方でしょうか?
一昔前から、近所付き合いの希薄化と言われ、今でもそれは解消されていないばかりか、年々、希薄さが増しているように感じます。やはり、コミュニケーションが疎かになっていると起こりやすいのが、ご近所さんとのトラブルですね。

今も昔も「近隣トラブル」の原因として多いのものは、

1.「騒音」  
最も多い近隣トラブルといえば、「騒音」問題ではないでしょうか。夜間に大音量で音楽を聞く、夜間に友人と騒ぐといったケースから、子供が走り回る音や掃除機をかける音、ペットの鳴き声といったように、音にまつわるトラブルは非常に多く、また、迷惑を被っている側からすると、多大なストレスを感じることでもあります。
 また、トイレを流す音や、シャワーの音といった、ほんの些細な生活音でさえ、「うるさい」とクレームをつけてくる方も稀にいらっしゃるようで、なかなか問題の解決が行いにくいところでもあります。 

2.「マナー」  
決められた曜日にゴミを出さない、決められた時間にゴミを出さない、ゴミを分別しないといったゴミ関係や、自分が契約している駐車場に勝手に車を停められた、車に傷をつけられたといった問題も近隣トラブルに発展しやすい問題といえます。
ゴミ出しにしても駐車場の利用にしても、きちんとルールを守っていれば、問題にならないことが、ルール違反をすることによって、近隣トラブルに発展します。また、分別されていないからといって、他人のゴミを勝手に開けるような行為も、トラブルの元となる可能性が高い行為といえます。
細かくなりますが、マンションの共用部に傘を出したままにすることや、翌朝出すゴミを前日から置いておく行為なども気にする方も多いようです。 

3.「喫煙」  
愛煙家の方は暮らしにくい世の中になってきましたが、ベランダでタバコを嗜むことも「洗濯物にタバコのニオイが移る」ということで近隣トラブルとなるケースが増えてきています。電子タバコであれば、臭いが残らないという意味で、少しは問題解決につながるかもしれませんが、同じ時間帯にベランダに出ていることで「臭い」とクレームを言われることがあるかもしれません。


実際に、近隣トラブルがもつれて殺人事件にまで発展してしまったケースもあり、たかが「近隣トラブル」と思っていたら、大きな事件に巻き込まれたということもないとは言い切れません。お互いが気持ちよく生活できるよう、最低限のコミュニケーションは必要なのかもしれません。
もし、近隣トラブルに巻き込まれてしまった場合、その当事者となってしまった場合は、自分たちだけで、直接相手と喧嘩腰に話すのではなく、管理会社や場合によっては警察に通報した上で、解決を図るほうが安全といえるでしょう。


 近年、管理会社や警察に相談してもなかなか動いてもらえない、解決に向かわないケースも増えているようです。理由としては、明確な違反行為でなかったり、迷惑行為の証拠がないケースです。(グレーゾーンの迷惑行為に対してです)
第三者からすればたいしたことじゃないじゃないか?気のせい、気にしすぎでは?などと思うことでも、やられている当事者としては我慢の限度を超えることもあります。

われわれ「探偵社」にもそのようなケースの相談が年々増加しております。
証拠がなければ証拠をとる。我慢して疲弊するくらいなら解決する。
これまでの経験に基づき「近隣トラブル解決」に向けたアドバイスいたしますので、お気軽にご相談下さい。

総合探偵社KAY


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